「反り腰」と「猫背」。
一見、真逆の姿勢に見えますが、実は“同じ根っこ”から生まれていることをご存じですか？
名古屋・栄・矢場町エリアのスタジオイレにも、
「反り腰だけだと思っていたら猫背もあった」
「姿勢のタイプが混ざっていると言われた」という方がとても多く来られます。
この記事では、理学療法士の視点から反り腰と猫背の共通原因 → 改善方法 → 予防のポイントまで、まとめてわかりやすく解説します。
CONTENTS
1. 「反り腰」と「猫背」、実はつながっている？
一般的には別物として語られることが多い2つの姿勢。
- 反り腰 → 腰が反って負担がかかりやすい
- 猫背 → 背中が丸くなり呼吸が浅くなる
しかし理学療法士の視点では、
どちらも「骨盤の傾き」から連動して崩れている パターンが非常に多いのです。
🧭 姿勢全体の仕組みから学びたい方はこちらもどうぞ
👉 名古屋で姿勢改善したい人へ｜猫背・反り腰・巻き肩の原因と整え方を理学療法士が総まとめで解説
2. 反り腰と猫背に共通する原因①：骨盤の傾き
姿勢の土台となるのが“骨盤”。
- 反り腰 → 骨盤が前に傾きすぎ（前傾）
- 猫背 → 骨盤が後ろに倒れすぎ（後傾）
方向は逆でも、結局どちらも 骨盤がニュートラル（本来の位置）からズレている状態。
その結果…
✔ 背骨のカーブが崩れる
✔ 肋骨が締まりにくい / 開きにくい
✔ 頭の位置がズレる（ストレートネックなど）
体全体に「連鎖反応」のように影響が広がります。
3. 原因②：共通して“使いすぎている筋肉”と“使えていない筋肉”がある
🔥 使いすぎている筋肉（オーバーワーク）
反り腰でも猫背でも、外側の筋肉が過剰に働いています。
- 脊柱起立筋（腰の張り）
- 大腿四頭筋（前ももの張り）
- 首・肩の筋群（巻き肩・首コリ）
👉 腰痛・肩こり・首のつっぱりにつながる典型パターンです。
🌱 使えていない筋肉（アンダーワーク）
- 腹横筋・多裂筋（インナー）
- 中殿筋・大殿筋（お尻）
- 体幹の深層筋
“支える力”が弱いため、
外側の筋肉が頑張りすぎてバランスが崩れます。
「筋バランス」と「姿勢の仕組み」の関係をもっと深く知りたい方はこちら👇
👉 名古屋で姿勢改善したい人へ｜猫背・反り腰・巻き肩の原因と整え方を理学療法士が総まとめで解説
4. 原因③：呼吸の浅さ → 姿勢がさらに崩れる
反り腰も猫背も、共通して 肋骨の可動性が低くなる ため
呼吸が浅くなり、結果として…
- 交感神経優位（緊張状態）
- 筋肉が固まりやすい
- 姿勢がさらに崩れる
という悪循環が続きます。
5. 放置すると起きやすい不調
反り腰・猫背をそのままにすると、次のような不調につながります。
- 慢性的な腰痛・背中の張り
- 肩こり・首こり
- 疲れやすさ・呼吸の浅さ
- お腹・お尻のたるみやすさ
- 骨盤のゆがみからくる婦人科トラブル
- 姿勢による見た目年齢の上昇
姿勢改善は“未来の体への投資”。
早めに整えるほど変化も早く、戻りにくくなります。
6. 姿勢改善の3ステップ（理学療法士が解説）
✔ STEP1：骨盤と背骨の位置をリセット
まずは ニュートラルポジション を作るのが最重要。
反り腰 → 前傾を戻す
猫背 → 後傾を戻す
この段階が整わないと、どんなトレーニングも効果が出ません。
✔ STEP2：インナーマッスルを目覚めさせる
腹横筋・多裂筋が働くと、姿勢が“頑張らなくても”安定。
デスクワークの方は特に必須のステップです。
✔ STEP3：呼吸で安定性をつくる
胸式呼吸で肋骨を広げ、コアの安定性を高めることが
反り腰・猫背改善のキーポイント。
7. ピラティスは“反り腰×猫背の共通原因”に直接アプローチできる
マシンピラティスは、バネのサポートによって“正しい動き”を体で覚えやすい運動。
- 骨盤の位置調整
- インナーの再教育
- 呼吸と動作の連動
- 筋バランスの修正
これらすべてを一度にアプローチできるのが大きな強み。
名古屋・栄・矢場町エリアでも姿勢改善を目的にピラティスを始める方が年々増えています。
姿勢改善の全体像をもう一度整理したい方は、こちらの記事もおすすめ👇
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8. まとめ｜反り腰と猫背は“別物のようで同じサイン”
反り腰と猫背は見た目は真逆でも、実は同じ原因を共有している場合が多い姿勢です。
- 骨盤の傾き
- インナーの働きにくさ
- 呼吸の浅さ
これらを整えると、姿勢は「頑張ってキープするもの」ではなく「自然に保てるもの」に変わります。
名古屋で姿勢改善をしたい方は、理学療法士監修のピラティスで一度体を整えてみませんか？
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👨⚕️ 著者プロフィール
監修：水野 豪司（理学療法士）
ヘルスケアスタジオ イレ代表。
姿勢改善・痛みのケア・ボディメイクを専門に、臨床経験と科学的根拠に基づいたピラティス指導を行う。
