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コラム

2025.08.01

くびれができないのは“姿勢”のせい?猫背・反り腰がスタイルを崩す理由

くびれができないのは“姿勢”のせい?

「くびれができない」
「お腹がぽっこりしてきた」
「骨盤まわりがなんだか太く見える」

年齢や出産をきっかけに、こうしたスタイルの悩みを抱える方はとても多いです。

ダイエットや筋トレを頑張っても、なぜかお腹だけがへこまない…。

実はそれ、「姿勢の崩れ」が原因になっているかもしれません。

とくに女性に多い「反り腰」や「猫背」は、見た目の印象を変えるだけでなく、体の中の働きにも大きな影響を与えているのです。


反り腰・猫背がもたらす“見た目”と“体の中”への影響について、わかりやすくお伝えしていきます。


こんな姿勢、思い当たることはありませんか?

・気づくと腰を反らせて立っている

・座るとすぐ背中が丸まってしまう

・お腹に力が入りにくく、腰や背中が疲れやすい

・ぽっこりお腹がなかなか引っ込まない

実はこれらはすべて「反り腰」「猫背」などの姿勢の乱れによるもの。

一見すると見た目の問題だけのように感じるかもしれませんが、放っておくと筋肉や骨格のバランスが崩れ、ボディラインや体調にも影響してきます。

たとえば、骨盤が前傾して腰が反ってしまうとお腹の筋肉がうまく使えずぽっこりお腹の原因に。

猫背になると肋骨が広がり、くびれのラインが消えやすくなります。

また、姿勢が崩れると呼吸が浅くなり、代謝も下がりやすくなります。

これらはすべて「体の使い方のクセ」から起きているもので、意識だけで直すのは難しいのです。

姿勢の乱れは、単なる「見た目の問題」にとどまりません。

実は、骨格・筋肉・内臓の位置など、体の働きそのものに大きく影響しています。

中でも、女性の体型に直結しやすいのが「骨盤の傾き」と「肋骨の開き」です。


骨盤が前傾すると、腰が反った状態になりやすく、下腹がぽっこりと出やすくなります。

これは、腹横筋などの深層部の腹筋がうまく働かなくなることで、内臓を支える力が弱まり、下垂しやすくなるためです。

また、猫背の姿勢では肋骨が開いたまま固まりやすく、ウエストのくびれラインが消えてしまうことも。

肋骨の角度が大きくなると、くびれが「広がった寸胴のような体型」になりやすく、見た目にも影響が出てきます。

さらに、インナーマッスル(とくに横隔膜・骨盤底筋・腹横筋など)の働きが低下すると、

・呼吸が浅くなる

・内臓の動きが鈍くなる

・自律神経が乱れやすくなる

といった変化も起きやすくなります。

これらの影響によって、代謝が落ちたり、便秘・むくみ・冷えなどの不調も引き起こされやすくなるのです。


こうした変化は少しずつ起きるため、自分では気づきにくいもの。

「最近お腹がへこまなくなってきたかも…」

「ウエストラインがぼやけてきた気がする…」

そんな違和感がある方は、まず“姿勢”から見直すことが大切です。

「自分の姿勢がどうなっているのか、よく分からない」

そんな方は、まず簡単なセルフチェックから始めてみましょう。

道具もいらず、今日からすぐにできるチェック方法をご紹介します。


壁を使った“かんたん姿勢チェック”

  1. かかと・お尻・背中・後頭部を壁につけて、自然に立ちます
  2. 腰(腰椎のあたり)と壁の間に、手のひらを差し込んでみましょう

→ このとき、手のひら1枚分(指2〜3本分)の隙間があるのが理想的な姿勢。

以下のような状態なら、姿勢の崩れがあるかもしれません。

  • 指が4本以上入る・腰に隙間が大きい → 反り腰タイプ
  • 手が入らない・背中が丸くなって頭が壁から離れてしまう → 猫背タイプ

さらに、肩や首の位置にも注目してみましょう。

・肩が前に出ている、胸が縮こまっている → 巻き肩傾向

・頭が前に出ている、あごが突き出ている → ストレートネック傾向


タイプ別「体の特徴」

それぞれのタイプによって、感じやすい不調や見た目の悩みも異なります。

【反り腰タイプ】

・下腹がぽっこり出る

・腰痛が出やすい

・前ももが張りやすく、お尻が垂れて見えやすい

・ヒールを履くと腰が反りやすい

【猫背タイプ】

・背中や肩が丸くなり、バストの位置が下がって見える

・首こり・肩こりが出やすい

・肋骨が広がって、ウエストラインがぼやけやすい

・呼吸が浅く、疲れやすい


姿勢は、無意識のうちにクセづいていることが多く、

「今の自分がどんなタイプなのか」を知ることが、改善への第一歩になります。

姿勢を整えるうえで欠かせないのが、インナーマッスル(深層筋)の存在です。

いくら筋トレでアウターマッスル(表面の筋肉)を鍛えても、

インナーが眠ったままだと、根本的な姿勢の改善やボディラインの変化はなかなか得られません。


アウター筋ばかり使っていませんか?

私たちが普段よく動かしているのは、太もも・腕・背中などの「アウターマッスル」。

これらは“動くための筋肉”で、強い力を発揮する反面、疲れやすく姿勢を支えるのには向いていません。

一方、インナーマッスルは“支えるための筋肉”。

姿勢を保ったり、骨盤や背骨を安定させたり、呼吸や内臓の働きにも関わる、とても大切な筋肉です。

とくに女性の場合、日常生活の中でインナーが使われにくく、アウターばかりに頼ってしまうことで、姿勢が崩れたり、ボディラインが崩れたりしやすくなります。


体幹・骨盤底筋・横隔膜の“連動性”がカギ

姿勢を整えるために重要なのが、

腹横筋・骨盤底筋群・横隔膜・多裂筋など、体の中心部で連携する「インナーユニット」と呼ばれる筋群です。

これらがしっかり連動して働くことで、内側から体を支え、

・姿勢の安定

・骨盤の正しい位置

・深い呼吸

・代謝の向上

といった効果が期待できます。

反対に、これらの筋肉が働かないと、骨盤が傾いたまま固まり、ぽっこりお腹やくびれの消失、呼吸の浅さなどにつながります。


理学療法士の視点で見直す「本当の使い方」

インナーマッスルは頑張って「力を入れる」ものではなく、正しく“使える状態”に戻すことが何より大切です。

姿勢が崩れていたり、日常生活のクセがあると、せっかくの筋肉も“サボり癖”がついてしまいます。

スタジオイレでは、理学療法士の監修のもと、「どこが働いていないのか」「どこが代わりに頑張りすぎているのか」を見極めながら、インナーが自然と働く“本来の体の使い方”を丁寧に再教育していきます。

姿勢を整えたいなら「ピラティスがいい」と聞いたことがある方もいるかもしれません。

でも実際には、「どんな効果があるの?」「ヨガや筋トレと何が違うの?」と疑問に思う方も多いはず。

ここでは、ピラティスが“なぜ姿勢改善に効果的なのか”を、分かりやすくご紹介していきます。

正すのではなく、“整える”という考え方

ピラティスは、姿勢を「無理に正す」ものではありません。

本来の体のバランスに気づき、深層筋(インナーマッスル)を使えるようにしながら、「整った状態に戻していく」ことを目的としています。

だからこそ、「姿勢を意識してもすぐ戻ってしまう」「反り腰や猫背がクセになっている」という人にこそおすすめです。

ピラティスでは、骨盤や背骨の動きを丁寧に確認しながら、呼吸や体の内側に意識を向けて動いていくため、普段サボりがちなインナーにしっかり刺激が入っていきます。

インナーマッスルを安全に“目覚めさせる”運動

筋トレやランニングのような強度の高い運動では、どうしてもアウターマッスルばかりが優位に働いてしまいがち。

ピラティスは、強度よりも「精度」を大切にする運動です。

ゆっくりとした呼吸と動きの中で、筋肉の“使い方”を整えていくことで、眠っていたインナーマッスルが安全に目覚めていきます。

「筋肉がついてきた」というより、「姿勢が整って体がラクになってきた」という変化を感じる方が多いのも、ピラティスの特徴です。

他のトレーニングとの違い

ピラティスと筋トレ、ストレッチ、ヨガの違いについて、よくこんな質問をいただきます。

筋トレは、筋力アップやボディメイクに効果的ですが、インナーの“使い方”まではカバーしづらいこともあります。

ストレッチは柔軟性アップには◎ですが、姿勢を支える力を高めるには物足りない場合も。

ヨガは心の安定や柔軟性に優れていますが、個々の姿勢や骨格のクセへの対応は難しいこともあります。

その点、ピラティスは「姿勢のクセ」に直接アプローチしながら、インナーマッスルを鍛えて整えるという、非常にバランスの取れた運動です。

正しい体の使い方を身につけることで、自然とくびれができたり、お腹がスッキリしたりといった“見た目の変化”も実感しやすくなります。

「姿勢を整える」って聞くと、ストレッチや運動を頑張らないと…と思うかもしれません。

でも実は、ちょっとした日常の意識や習慣の積み重ねだけでも、体は少しずつ変わっていくんです。

ここでは、忙しい方でも無理なくできる「姿勢美人の習慣」を3つご紹介します。

1. デスクワーク中の座り方を見直す

長時間座る仕事をしていると、ついつい猫背や骨盤の傾きがクセになってしまいがち。

まずは、座ったときに骨盤を「立てる」ことを意識してみましょう。

ポイントは、椅子に浅く腰かけず、

・座面にしっかり坐骨(お尻の骨)を乗せる

・背もたれにダラッともたれない

・お腹を軽く引き上げて、背骨をスッと伸ばす

これだけでも、お腹まわりや背中のインナーマッスルが働きやすくなり、くびれラインや体幹の安定につながっていきます。

姿勢クッションやタオルを使うのも◎です。

2. 立ち姿・歩き姿を意識するだけでも変わる

通勤中や買い物中、気づいたときにできるのが、歩き方と立ち方の意識。

・つま先はまっすぐ正面に向ける

・骨盤の上に頭が乗っているイメージで立つ

・歩くときは、足の裏全体を使って重心移動する

・スマホを見るときは、顔を上げて背筋を伸ばす

「モデルのようにピシッとしなきゃ」ではなく、

“ふとした瞬間に整える”だけでも、体の感覚は変わってきます。

3. 寝姿勢や枕の選び方も意外と大事

夜の睡眠時間は、1日の約3分の1。

その間に姿勢が崩れてしまっていると、疲れが取れにくくなってしまいます。

おすすめなのは、仰向けで寝るときに、

マットレスは、柔らかすぎず・硬すぎず、腰や背中が沈み込みすぎないものを

枕は、高さより“首のカーブ”にフィットするかが大切。特に反り腰や猫背傾向の方は、低め or オーダー枕もおすすめ

また、寝る前に数回だけでも「深呼吸」をするだけで、横隔膜やインナーマッスルの働きが整いやすくなります。

呼吸の質が整うと、睡眠の質も上がり、翌日の姿勢や体の動きにもいい影響が出てきます。


どれも「がんばる」ことではなく、「気づいたときに戻す」ことが大事。

できない日があっても大丈夫。

少しずつ整えていくことで、自然と“キレイな姿勢”が自分のものになっていきます。

「私、くびれができたのって、何年ぶりだろう…」

そう話してくれたのは、イレに通ってくださっている40代の女性、Yさん。

彼女は、長年「反り腰」がクセになっていて、

・腰の反りが強く、いつも腰が張ってつらい

・お腹がぽっこり出ていて、下腹がへこまない

・太ももの前ばかり張って、脚も太く見える

というお悩みを抱えていました。


最初の頃は、エクササイズをしても

「お腹に効いてる感じがしない」

「お尻が使えてるのか分からない」

と、体の感覚がなかなかつかめないご様子でした。

でも、週1回のピラティスを継続していく中で、

姿勢の土台となる骨盤の傾きを整え、

腹横筋や骨盤底筋などのインナーマッスルが自然と使えるようになってきたころ——

彼女の体は少しずつ、でも確実に変わっていきました。


「気づいたら、下腹がへこんできたんです」

「パンツのウエストが、きつくなくなってて」

最初は感覚だった変化が、やがて見た目にもはっきり現れ、

・腰の張りが軽減した

・ぽっこりお腹がスッキリしてきた

・前ももよりも、お尻で立てる感覚が出てきた

・体の疲れやすさも、ぐっと減った

と、QOL(生活の質)そのものが向上したとおっしゃっていました。


見た目の変化だけでなく、

「ちゃんと呼吸ができるようになった気がします」

「なんか、“ちゃんと立ててる”って感じがして気持ちがいい」

と、姿勢が整うことで感じる“自分らしい心地よさ”を、今ではしっかり実感されています。


変化のスピードは人それぞれ。

でも、正しく体を使い始めたその日から、

体は少しずつ、確実に変わり始めています。

姿勢は、ただ「ピンと背筋を伸ばす」ことではありません。

大切なのは、日常の中でどんな体の使い方をしているか。それを“整えていく”こと。

正しいフォームでインナーマッスルが使えるようになると、

・ぽっこりお腹がスッキリした

・くびれができてきた

・背中や腰が疲れにくくなった

・呼吸がしやすくなった

そんな変化が自然と生まれていきます。

「がんばらないと変われない」と思っていた方こそ、姿勢を整えることのパワーを、ぜひ一度体感してみてください。


イレでは、姿勢や骨格のクセを丁寧に見極めたうえで、医学的な視点と、インストラクターの経験を活かしたピラティスを提供しています。

・反り腰や猫背を根本から整えたい

・くびれや美しいラインをつくりたい

・肩こりや腰痛など、不調もまとめてケアしたい

そんな方にこそ、ぴったりのスタジオです。

「ただ運動する」のではなく、

「体の使い方から整えていく」からこそ、

見た目も、心地よさも、長く続く変化につながります。


初めての方には、60分の体験レッスンをご用意しています。

体の状態を丁寧に確認しながら、

あなたの姿勢のクセや、体の使い方の傾向を見ていくことで、

今のお悩みの“本当の原因”が見えてくるかもしれません。

「体験してみて、こんなに違うんだとびっくりしました」

そんなお声もたくさんいただいています。

お気軽に、お問い合わせ・ご予約くださいね。

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