column

コラム

2025.08.03

矢場町で巻き肩・呼吸が浅い女性へ|ピラティスで姿勢改善する方法

猫背と巻き肩で呼吸が浅くなっている女性の横姿

「最近、なんとなく呼吸が浅い気がする」「息が吸いにくくて、ため息ばかりついている…」そんな感覚を抱えていませんか?

実はそれ、猫背や巻き肩などの姿勢の崩れが原因かもしれません。

この記事では、名古屋・矢場町エリアで受けられるピラティスによる姿勢改善・呼吸改善の方法を、実際の事例や科学的根拠とともにわかりやすく解説します。

仕事や育児で忙しくても、身体の使い方を少し見直すだけで、驚くほど呼吸がラクに、姿勢がスッと整う感覚を体験できるはずです。


呼吸が浅く、ため息をついている女性の様子

「息苦しいほどではないけれど、深呼吸ができない」
「なぜかイライラしやすい」
「集中が続かず、ため息が増えた気がする」

そんな方は、無意識のうちに呼吸が浅くなっている状態に陥っている可能性があります。

とくに30代〜50代の女性に多いのが、日常生活の姿勢のクセからくる「猫背・巻き肩」によって、呼吸のメカニズムが乱れているケースです。

  • デスクワーク中心で、肩が前に入りがち
  • スマホを見る時間が長く、背中が丸まりやすい
  • 家事や育児で前かがみ姿勢が続く

こうした生活習慣は、気づかないうちに呼吸の質を下げ、自律神経や代謝にも影響を与えています。


胸を開く姿勢でピラティスに取り組む女性の様子

巻き肩・猫背の姿勢が胸郭を縮めてしまう

「巻き肩」とは、肩が内側に丸まってしまう状態。姿勢が崩れることで、胸郭(肋骨まわり)の動きが制限されてしまいます。

胸郭が動かないということは、肺がしっかり広がらないということ。つまり、呼吸が浅くなるのです。

猫背も同様に、背骨が丸まって胸が閉じてしまうため、息が自然と浅くなりやすくなります。

「胸式呼吸」ばかりになるとどうなる?

本来の深い呼吸には、横隔膜や肋骨まわりの筋肉(外肋間筋など)がしっかり働いています。

しかし、姿勢の悪化で胸が圧迫されてしまうと、首・肩だけを使って吸う「胸式呼吸」が習慣化し、肺の下部まで空気が届かなくなります。

その結果、息が浅く、呼吸の回数が増え、疲れやすい・イライラしやすいなどの不調が現れてくるのです。

呼吸とメンタルの密接な関係

呼吸は、自律神経と直結しています。浅い呼吸は交感神経(緊張)を優位にし、深い呼吸は副交感神経(リラックス)を優位にする働きがあります。

つまり、呼吸が浅いと、脳も身体も「緊張・防御モード」になり、心まで落ち着かなくなってしまうのです。

最近よく「マインドフルネス」や「瞑想」「ヨガ」などで“呼吸を整える”ことが注目されていますが、それほどまでに呼吸は心と身体の要といえる存在なのです。

▶︎疲労が取れないという方はこちらの記事へ


ピラティスが重視する“胸郭の柔軟性と安定性”

ピラティスは「体幹トレーニング」と誤解されがちですが、実は呼吸をとても大切にする運動法です。

特に特徴的なのが、ラテラル(胸郭)呼吸。これは肋骨を左右に広げながら、胸郭の動きを最大限に使う呼吸法です。

この呼吸を繰り返すことで、横隔膜・外肋間筋・内肋間筋といった「呼吸筋群」が自然と鍛えられ、呼吸が深く、滑らかになっていきます。

姿勢改善に必要なのは「伸ばすだけじゃない」

猫背や巻き肩を改善しようとすると、まず「伸ばす・ほぐす」といった柔軟性ばかりが注目されがちですが、それだけでは不十分です。

ピラティスでは、背骨の自然なカーブを保つための“安定性”と“筋バランス”を同時に整えていきます。

  • 肩甲骨まわりの可動性を高めて「巻き肩」をリセット
  • 肋骨の柔軟性を引き出し「深い呼吸」ができる身体に
  • インナーマッスル(腹横筋・多裂筋)を強化し、土台を支える

科学的根拠に基づく改善効果

2024年のPhysiotherapy Quarterly誌では、上位交差症候群(UCS)を持つ成人にピラティスを実施したところ、巻き肩をはじめとする姿勢やバランス、疼痛が有意に改善したことが報告されています[1]

また、韓国の大学生を対象にしたランダム化比較試験(RCT)でも、30分のピラティスを週2回・4週間行うだけで、姿勢改善と呼吸パターンの向上が確認されています[2]

これらのデータからも、姿勢と呼吸を“同時に”整えるにはピラティスが非常に有効であることがわかります。


巻き肩改善のためにストレッチをしている女性

① 壁ストレッチ|胸をひらく+肩甲骨リセット

壁に手を置き、身体を少しねじるように開いていくことで、胸筋と肩甲骨まわりの柔軟性が高まります。

「あ、ここが縮んでたんだ!」と気づく方も多いですよ。

② 胸郭リリース|寝ながらできる“呼吸ほぐし”

バスタオルを胸の下に敷いて仰向けに寝るだけ。胸郭が開き、呼吸が自然に深くなるのを体感できます。

夜寝る前に行うと、自律神経が整いやすくなり、睡眠の質もアップ。

③ 1分でできる「姿勢リセット習慣」

タイマーをセットして1時間に1回だけ、肩甲骨を5回大きく回す。たったこれだけで、肩の位置が変わり、呼吸がスーッと入るようになります。


ピラティススタジオ「ile(イレ)」では、理学療法士の資格を持つ代表が監修し、身体の構造や痛みの知識に基づいた安全で効果的なレッスンを提供しています。

「ただ姿勢をよく見せる」のではなく、姿勢の崩れや呼吸の浅さの“本当の原因”を探り、根本から整えることを目指しています。

  • 解剖学・運動学に基づいた評価
  • 呼吸や胸郭の動きもチェック
  • 一人ひとりに合わせたオーダーメイドのプログラム

実際のお客様からも、「初めて自分の身体をちゃんと理解してもらえた」「すごく丁寧で安心」といった声を多数いただいています。


「猫背や巻き肩を直したい」「呼吸が浅くてつらい」そんな方は、ぜひ一度、体験レッスンにお越しください。

無理な勧誘などは一切ありません。まずは今のご自身の身体の状態を知ることから、一緒に始めてみませんか?

公式LINEから簡単予約はこちら


Q. ピラティスは初めてでも大丈夫ですか?

A. はい、大丈夫です。当スタジオでは、初心者の方にもわかりやすく丁寧にお伝えしています。無理のない内容から始められますのでご安心ください。

Q. 体が硬くても効果はありますか?

A. もちろんです。むしろ「体が硬い」「呼吸が浅い」と感じている方こそ、変化を感じやすいです。柔軟性より“使い方”を大切にしています。

Q. 生理中や体調が万全でないときでもできますか?

A. 体調に合わせてメニューを調整しますので大丈夫です。ご希望があれば、呼吸中心のリラックスメニューに変更することも可能です。


猫背や巻き肩は、単に見た目の問題ではありません。

呼吸が浅くなることで、疲れやすくなり、心も落ち込みやすくなる。けれど、姿勢を整えて呼吸が深くなると、心まで軽くなる。これは、多くの方が体験を通じて実感していることです。

ぜひあなたも、ご自身の身体と呼吸にやさしく向き合う時間を作ってみませんか?

矢場町・栄エリアで姿勢と呼吸を整えるピラティスなら、「ヘルスケアスタジオ イレ」へ。


参考文献

  1. Lewandowska, M., Słupik, A., & Walewicz, K. (2024). Effects of the Pilates Method in Subjects with Upper Cross Syndrome: A Randomized Controlled Trial. Physiotherapy Quarterly, 32(3), 90–97. https://dbc.wroc.pl/…pdf
  2. Jung, J. H., & Lee, J. H. (2024). The Effects of 4 Weeks of Pilates Exercise on Posture and Respiratory Parameters in Korean Female College Students: A Randomized Controlled Trial. Journal of Clinical Medicine, 13(15), 4376. https://www.mdpi.com/…4376

contact

ヘルスケアスタジオ イレ

〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄3-25-17 CHIPTOWER 3F.4F

ACCESS
栄駅から徒歩9分
矢場町駅から徒歩5分
PHONE
050-1809-0711
OPEN
9:00 - 21:30