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「猫背と巻き肩」、同じようで全く違う姿勢の崩れ
鏡を見ると、
「背中が丸まってる気がする」
「肩が前に出ている」
そんな自分の姿にドキッとしたことはありませんか?
多くの人が混同しがちな “猫背” と “巻き肩”。
実はこの2つ、似ているようで原因も対処法もまったく異なります。
この記事では、理学療法士の視点から
猫背と巻き肩の違い・見分け方・根本改善のためのピラティス的アプローチをわかりやすく解説します。
猫背とは?背骨と骨盤のバランスの乱れ
猫背は、主に 背骨(胸椎)と骨盤の位置関係が崩れている状態 を指します。
猫背の特徴
- 背中が丸くなる(胸椎の過剰な後弯)
- 骨盤が後傾し、お尻が下がる
- あごが前に出やすい
- 呼吸が浅く、疲れやすい
主な原因
- デスクワークやスマホ操作による前かがみ姿勢
- 骨盤まわり(腸腰筋・ハムストリング)の柔軟性低下
- 背骨の可動性不足
猫背は「背骨と骨盤の問題」が中心。
体幹の安定性が失われ、重心が後方にずれてしまうことで、全身のバランスが崩れていきます。
巻き肩とは?肩甲骨と胸郭の位置のずれ
巻き肩は、肩甲骨が外に開き、腕が前方に引き出された状態。
背骨よりも「肩と胸の筋肉バランス」に原因があります。
巻き肩の特徴
- 肩が内側に入り、胸が閉じて見える
- 背中の上部が張る
- 首が前に出て、頭痛や肩こりを感じやすい
- 呼吸が浅くなり、猫背と併発しやすい
主な原因
- 大胸筋や小胸筋の硬さ
- 肩甲骨まわりの筋力低下(特に菱形筋・僧帽筋下部)
- 腕の使いすぎやデスクワーク姿勢の偏り
巻き肩は見た目だけでなく、肩の可動域や呼吸パターンにも大きく影響します。
放置すると四十肩・五十肩にもつながるケースも。
猫背と巻き肩の違いを整理してみよう
比較項目 | 猫背 | 巻き肩 |
---|---|---|
原因部位 | 背骨・骨盤 | 肩甲骨・胸郭 |
見た目の特徴 | 背中が丸い | 肩が内に入る |
主な筋肉の乱れ | 腸腰筋・ハムストリング・脊柱起立筋 | 大胸筋・小胸筋・菱形筋・僧帽筋下部 |
主な症状 | 腰の張り・背中の疲れ・浅い呼吸 | 肩こり・頭痛・首こり |
改善の鍵 | 体幹の安定+骨盤の位置修正 | 胸の柔軟性+肩甲骨の安定化 |
多くの人は「猫背+巻き肩」がセットで起きています。
そのため、部分的ではなく全身のアライメント(姿勢バランス)から整えることが大切です。
ピラティスで猫背・巻き肩を改善できる理由
ピラティスは、筋肉を「鍛える」だけでなく、「正しい動き方を再教育する」運動法です。
理学療法士視点の3つのポイント
1️⃣ 骨盤と背骨の動きを取り戻す
→ 猫背の原因となる背中の硬さを解消
2️⃣ 胸郭と肩甲骨の連動性を高める
→ 巻き肩の改善、呼吸が深くなる
3️⃣ 体幹の安定化
→ 正しい姿勢を無意識でキープできるようにする
マシンピラティスでは、リフォーマーのスプリング抵抗が姿勢をサポートするため、
“無理なく”・“安全に”・“正確に”姿勢を整えられます。
お客様の声・変化の実例
「肩が軽くなって、呼吸がしやすくなりました」
「気づいたら写真の姿勢が変わっていた!」
「頭痛の頻度が減って、仕事も集中できるように」
イレでは、名古屋・栄・矢場町エリアを中心に、
デスクワーク・育児・接客業など、姿勢負担が大きい女性からの支持を多くいただいています。
自宅でできる猫背・巻き肩リセットピラティス3選
1️⃣ チェストオープナー(胸のストレッチ)
2️⃣ スキャプラモビリティ(肩甲骨を動かす)
3️⃣ ブリッジ(骨盤と背骨の連動改善)
どれも1日5分でできるシンプルな動き。
呼吸を深めながら、無理なく続けてみましょう。
まとめ|“姿勢から整える”ことが根本改善の第一歩
猫背や巻き肩は、姿勢の崩れという「結果」であって「原因」ではありません。
ピラティスで“体の使い方”から整えることで、
肩こり・頭痛・疲れやすさから解放され、軽やかな日常が戻ってきます。
【名古屋・栄/矢場町】で姿勢改善ピラティスを受けるなら
当スタジオ「ヘルスケアスタジオ イレ」は、矢場町駅から徒歩5分・栄駅から徒歩9分。
理学療法士監修のもと、姿勢改善・肩こり・腰痛ケア・ボディメイクまで幅広くサポートしています。
🔹 初回体験:60分(完全個室・マンツーマン)
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