ピラティス&パーソナルトレーニング イレ

姿勢・痛みを整える|名古屋栄の完全マンツーマンピラティス&パーソナルトレーニング【イレ】

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コラム

2025.12.19

【理学療法士監修】腰痛が悪化するピラティスのNG動作|安全に行うための判断基準

「腰痛があるけど、ピラティスをしても大丈夫かな…」

「運動した方がいいとは聞くけど、悪化したら怖い」

そんな不安を感じている方は、とても多いです。

ピラティスは腰痛改善に役立つ運動法のひとつですが、やり方や条件を間違えると、かえって腰痛を悪化させてしまうケースもあります。

この記事では、理学療法士の視点から

  • 腰痛がある人が注意すべきピラティスのNG動作
  • 「やっていいか迷ったとき」の安全な判断基準

を丁寧に解説します。


腰痛がある人がピラティスで悪化するケースとその理由

まず大切なのは、「ピラティスが悪い」のではないということです。

腰痛には、

  • 姿勢や動作のクセが原因のもの
  • 筋肉の緊張が強いタイプ
  • 椎間板や神経が関係するもの

など、さまざまな状態があります。

そのため、同じピラティスの動きでも「やっていい人」と「避けた方がいい人」が存在します。

問題になるのは、

  • 自分の腰痛のタイプを確認しないまま
  • 「ピラティスは安全」と聞いて自己流で行ってしまうこと

このズレが、悪化の原因になるのです。


腰痛を悪化させやすいピラティスのNG動作

腹圧が抜けたままの前屈・ロールダウン

背骨を丸める動き自体が悪いわけではありません。

ただし、

  • お腹の支え(腹圧)が入らない
  • 腰だけで無理に動いている

この状態で行うと、腰椎に過剰な負担がかかります。

特に、「お腹に力を入れる感覚がよく分からない」人は注意が必要です。


反り腰を助長するエクササイズ

腰痛のある方の多くは、無意識に腰を反らせすぎるクセを持っています。

その状態で、

  • 骨盤が前に倒れたまま
  • 肋骨が開いたまま

動くと、腰の圧迫が強まりやすくなります。

「胸を張る=良い姿勢」と思い込んでいる場合、

このNGパターンに入りやすい傾向があります。


ツイスト動作を勢いで行う

回旋(ひねり)の動きは、腰痛の状態によっては慎重に扱う必要がある動作です。

  • 勢いでひねる
  • 可動域を無理に広げる

こうした動きは、腰や骨盤の安定性が足りない人には負担になります。


「効いている感じ」を追いすぎる負荷設定

プルプルする

きつい

筋肉が燃える感じがする

これらは必ずしも「良い反応」ではありません。

腰痛がある場合は特に、

  • フォームが崩れていないか
  • 腰に違和感が出ていないか

を優先して確認することが大切です。


やっていいか迷ったときの判断基準

「この動き、やっていいのかな?」

と迷ったときは、次の基準を目安にしてください。

痛みの強さは「3以下」

痛みを0〜10で表すとしたら、

3以下の範囲で行うのが目安です。

4以上に上がる場合は、いったん中止しましょう。


動作中・直後に痛みが残らないか

  • 動いている最中に痛みが増す
  • 終わった直後に違和感が強く残る

この場合、その動きは今の状態に合っていない可能性があります。


翌日に悪化していないか

運動した翌日に、

  • 腰が重い
  • 痛みが強くなっている

場合は、負荷や内容を見直すサインです。


腰痛が不安な人ほど「環境」が大事

腰痛がある方ほど、

  • 自己流で行わない
  • 状態を見ながら調整できる環境

が重要になります。

マシンピラティスのように動きをサポートしながら正しい使い方を学べる環境は、腰痛が不安な方にとって大きなメリットになります。

👉 腰痛とピラティスの全体像については、

【腰痛×ピラティス完全ガイド】の記事で詳しく解説しています。


まとめ|腰痛があるなら「安全にできる選択」を

ピラティスは、腰痛改善や再発予防にとても相性の良い運動です。

ただし、

  • やり方
  • タイミング
  • 今の身体の状態

これらを無視すると、逆効果になることもあります。

「不安がある」「自己流が心配」

そう感じたときは、まず状態を確認することから始めてみてください。

自分の身体に合った進め方を選ぶことが、腰痛改善へのいちばんの近道です。

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