「腰痛改善にピラティスがいいと聞いたけど、自分はやっても大丈夫かな…」
そんな不安を感じている方は少なくありません。
結論からお伝えすると、
腰痛があってもピラティスが向いていない、もしくは慎重になるべきケースは存在します。
これは「ピラティスが悪い」という話ではなく、
身体の状態によって“今は適切なタイミングではない”場合があるという意味です。
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① 強い痛みや炎症が出ている急性期
以下のような状態のときは、ピラティスは控えるべきです。
- 動かさなくてもズキズキ痛む
- 少し動くだけで痛みが強くなる
- 朝よりも日中に痛みが悪化していく
これらは炎症が強い急性期のサインである可能性があります。
この段階で運動を行うと、
✔ 痛みの長期化
✔ 防御的な動きのクセがつく
といったリスクが高まります。
👉 この場合は、まず医療機関での評価が優先です。
② 足のしびれ・筋力低下を伴う腰痛
次のような症状がある場合も注意が必要です。
- 片側の脚に強いしびれがある
- つま先が上がらない、力が入りにくい
- 歩行に違和感がある
これらは神経症状が関与している可能性があります。
ピラティス自体が絶対NGというわけではありませんが、
自己流・一般的なクラス形式はリスクが高い状態です。
👉 必ず専門家の評価を受けた上で、内容を調整する必要があります。
③ 「とにかく鍛えたい」「早く治したい」気持ちが強すぎる人
意外かもしれませんが、
意欲が高すぎる人ほど腰痛が悪化するケースもあります。
- 回数を増やしたくなる
- 痛みを我慢して続けてしまう
- 「効いてる=痛い」と思っている
腰痛改善において重要なのは、
頑張ることではなく、正しくコントロールすることです。
この段階でピラティスを始めると、
フォームが崩れたまま動きを繰り返し、逆効果になることがあります。
④ 指導なし・動画だけで始めようとしている場合
腰痛がある状態で、
- YouTube動画
- SNSの真似
- 自己流のマットピラティス
から始めるのはおすすめできません。
理由はシンプルで、
「できているつもり」と「実際の身体の使い方」がズレやすいからです。
特に腰痛がある方は、
✔ 腰で動いてしまう
✔ お腹や股関節が使えていない
といった状態に気づきにくい傾向があります。
向いていない=一生できない、ではありません
ここまで読んで、
「じゃあ私はピラティスできないのかな…」
と不安になった方もいるかもしれません。
でも安心してください。
多くの場合、「今は向いていない」だけで、将来的にできるケースがほとんどです。
- 痛みが落ち着いたあと
- 身体の使い方を整理したあと
- マシンでサポートを受けながら
このような条件が整えば、
ピラティスは腰痛改善の強い味方になります。
👉 マシンピラティスが腰痛の方に向いている理由は、
【マシンピラティスは腰痛に向いている?】の記事で詳しく解説しています。
