「ピラティスって体に良さそうだけど、正直ちょっと疲れそう」
「体力がない自分に続けられるのかな?」
そんな不安を感じている方は、実はとても多いです。
結論からお伝えすると、
ピラティスは続けることで“疲れにくい体”を作る運動です。
ただしそれは、
「筋力がつくから」だけではありません。
疲れにくくなる理由は、
体の使い方そのものが変わることにあります。
理学療法士の視点から、
なぜピラティスを続けると疲れにくくなるのかを分かりやすく解説します。
CONTENTS
そもそも「疲れやすい体」ってどういう状態?
「疲れやすい=体力がない」と思われがちですが、
実際の現場では少し違います。
体力がない=筋力が弱い、ではない
疲れやすい人の多くは、
- 必要以上に力を使っている
- 無意識に体に力が入り続けている
- 効率の悪い姿勢・動き方をしている
こうした状態になっています。
つまり、
エネルギーを無駄に消耗している体なのです。
日常で起きている“エネルギーロス”
例えば、
- 座っているだけで肩や首に力が入っている
- 立っていると腰や太ももが張ってくる
- 呼吸が浅く、常に息苦しい
これらはすべて、
「体がうまく支えられていないサイン」です。
姿勢・呼吸・動き方が疲労感を左右する
疲れやすさは、
筋力よりも 姿勢・呼吸・動きの質 に大きく左右されます。
ここが変わらない限り、
どれだけ運動しても「体力がついた感じ」が出にくいのです。
ピラティスを始めたばかりは「疲れる」と感じやすい理由
「ピラティスをやったら、逆に疲れました…」
これはとてもよく聞く声です。
でも、これは悪いことではありません。
普段使っていなかった筋肉・感覚が目覚める
ピラティスでは、
- インナーマッスル
- 姿勢を支える細かい筋肉
- 呼吸と連動した体幹の安定
を丁寧に使います。
普段サボっていた部分が動き出すため、
最初は疲れを感じやすいのです。
正しい姿勢や呼吸に体がまだ慣れていない
今まで「楽だと思っていた姿勢」は、
実は体に負担をかけていた姿勢だった、ということも多くあります。
そのため、
- 正しい姿勢=少ししんどい
- 正しい呼吸=慣れない
と感じるのは自然な反応です。
「良い疲れ」と「消耗する疲れ」の違い
ピラティス後に感じる疲れは、
- だるさが長引かない
- 嫌な重さが残らない
- 体がスッと軽くなる
といった特徴があります。
これは、
体が正しく使われ始めているサインです。
ピラティスを続けると疲れにくくなる3つの理由
では、なぜ続けると疲れにくくなるのでしょうか。
① 呼吸が整い、酸素効率が上がる
ピラティスでは、
呼吸と動きを常にセットで行います。
これにより、
- 呼吸が深くなる
- 肋骨や横隔膜がしっかり動く
- 体に酸素が行き渡りやすくなる
結果として、
少ないエネルギーで動ける体になっていきます。
② 体幹が安定し、無駄な力を使わなくなる
体幹が安定すると、
- 肩や首で体を支えなくなる
- 腰に頼らなくなる
- 余計な力みが減る
日常動作そのものが楽になります。
これが、
「気づいたら疲れにくくなっていた」という変化につながります。
③ 姿勢が整い、日常動作の負担が減る
姿勢が整うと、
- 立つ
- 座る
- 歩く
といった当たり前の動作が、
体に負担をかけずにできるようになります。
結果として、
1日の終わりの疲労感が大きく変わってきます。
「体力がつく」とはどういう変化が起きているのか?
ピラティスで得られる体力は、
「筋肉がムキムキになる」ことではありません。
筋力アップより先に起きる“コントロール力”の向上
まず変わるのは、
- 体を思い通りに動かせる感覚
- 力を抜く・入れるの切り替え
- 無駄な動きをしなくなること
これが、
疲れにくさの正体です。
疲れにくい人は「頑張っていない」
不思議に感じるかもしれませんが、
疲れにくい人ほど 頑張っていません。
体を正しく使えているからこそ、
頑張らなくても動けるのです。
理学療法士が見る“体力が戻ってきたサイン”
- 夕方でも姿勢が崩れにくい
- 長時間座っても腰がつらくならない
- 呼吸が浅くならない
こうした変化が見え始めたら、
体力の質が確実に変わってきています。
仕事・家事・育児で疲れにくくなる人の共通点
実際に変化を感じる方には、共通点があります。
夕方のだるさが軽くなる
「前は夕方になると何もしたくなかった」
という方が、自然と動けるようになります。
立ちっぱなし・座りっぱなしが楽になる
体幹が安定すると、
同じ姿勢を続ける負担が減ります。
睡眠の質が変わる理由
呼吸が整い、
自律神経のバランスがとりやすくなるため、
睡眠の質が上がる方も多いです。
こんな人ほどピラティスで疲れにくさを実感しやすい
- 運動しているのに疲れやすい
- デスクワーク中心で体が重い
- 肩こり・腰痛が慢性化している
こうした方ほど、
ピラティスの効果を実感しやすい傾向があります。
ピラティスで「疲れにくい体」を作るために大切なこと
回数や強度よりも“続け方”
きつい運動を短期間やるより、
正しい方法で無理なく続けることが大切です。
きつすぎる運動が逆効果になる理由
無理な負荷は、
- 力みを助長する
- 姿勢を崩す
- 疲労だけを残す
原因になります。
自分の体に合った負荷を選ぶ重要性
疲れにくい体を作るには、
今の体に合った運動を選ぶことが何より重要です。
疲れやすさを根本から変えたい方へ
「体力がないから仕方ない」
そう思っている方ほど、体は変わります。
大切なのは、
今の体がどう使われているかを知ること。
まずは体験を通して、
自分の体の状態を確かめてみてください。
無理なく続けられる方法を、
一緒に見つけていきましょう。
