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コラム

2025.12.31

股関節が左だけ痛い原因とは?理学療法士が解説する本当の理由と改善の考え方

「歩き始めに左の股関節だけが痛い」

「立ち上がるときに、いつも左だけ違和感がある」

こうした 片側だけの股関節痛 に悩んでいる方は少なくありません。

実際のレッスンでも

「なぜ右は平気なのに左だけ痛いの?」

という質問をよく受けます。

結論からお伝えすると、

左だけ痛む股関節痛の多くは、股関節そのものだけが原因ではありません。

この記事では、

  • 左だけ股関節が痛くなる本当の理由
  • 病気が関係するケース・しないケース
  • その場しのぎで終わらせない改善の考え方

を、理学療法士の視点からわかりやすく解説します。


なぜ股関節は「片方だけ」痛くなるのか?

人の体は見た目以上に左右非対称です。

片側だけ痛みが出る背景には、次のような要因が重なっています。

  • 日常動作のクセ(立ち方・歩き方・座り方)
  • 骨盤や背骨のわずかな歪み
  • 片側に負担が集中する体の使い方
  • 筋肉の使えなさ・過剰使用

特に多いのが

「左股関節がうまく機能していないのに、動かされ続けている状態」

この状態が続くと、

関節・筋肉・神経に余計なストレスがかかり、痛みにつながります。


左の股関節痛で考えられる代表的な病気

まず、病気が原因となるケースを整理しておきます。

変形性股関節症

  • 立ち上がりや歩き始めに痛い
  • 動かすと徐々に楽になるが、進行すると常に痛い
  • 片側発症が多い

臼蓋形成不全

  • 股関節の受け皿が浅い状態
  • 若い頃から違和感が出ることも
  • 将来的に変形性股関節症へ進行しやすい

股関節唇損傷

  • 深く曲げたときの引っかかり感
  • ゴリッとした違和感
  • スポーツ歴がある方に多い

大腿骨頭壊死症

  • 体重をかけると強く痛む
  • 急激に痛みが出ることがある
  • 早期受診が重要

これらが疑われる場合は、まず整形外科での画像検査が必要です。


病気以外で左の股関節が痛む原因

実際のレッスンで圧倒的に多いのは

病名がつかない股関節痛 です。

筋肉の使い方の偏り

  • お尻の筋肉が使えていない
  • 股関節を支える筋が弱い
  • 太もも前・外側が過剰に働いている

この状態では、

左股関節が「安定しないまま動かされる」ため痛みが出ます。

骨盤・背骨との連動不全

股関節は単体では動きません。

  • 骨盤
  • 腰椎
  • 背骨
  • 肋骨

これらと連動して動くことで、負担が分散されます。

左だけ痛む方は、

腰や骨盤主導で動いてしまっている ケースが非常に多いです。

痛みの出方から考える原因のヒント

痛みの特徴考えられる状態
歩き始めが痛い関節のこわばり・筋機能低下
体重をかけると痛い関節への局所ストレス
動かすと引っかかる股関節唇・動作エラー
安静でも痛い炎症・病的要因

「いつ・どんな時に痛むか」 は、改善のヒントになります。


自宅でできるセルフケア(やっていいこと・NG)

取り入れたいこと

  • 股関節を「支える」筋肉を使う練習
  • お尻・体幹の軽いトレーニング
  • 呼吸を使った体幹安定

注意が必要なこと

  • 痛いのに無理なストレッチ
  • グイグイ伸ばす開脚
  • 痛みを我慢した筋トレ

痛みがある=硬いから伸ばす

ではないケースが非常に多いです。


マッサージや整体で戻ってしまう理由

「その場では楽だけど、また戻る」

これは

体の使い方が変わっていない ためです。

  • 動き方
  • 体重の乗せ方
  • 歩き方

ここが変わらなければ、

同じ場所に同じストレスがかかり続けます。


理学療法士が考える改善の正しい順番

左の股関節痛を改善するために大切なのは順番です。

  1. 股関節が安定する土台を作る
  2. 骨盤・背骨との連動を取り戻す
  3. 正しい動作パターンを学習する
  4. 日常動作に落とし込む

この流れを踏むことで、

「使えば痛い股関節」から「支えられる股関節」へ変わっていきます。


こんな場合は専門家に相談を

  • 痛みが2週間以上続く
  • 夜も痛む・安静時痛がある
  • しびれを伴う
  • 日常生活に支障が出ている

これらがある場合は、自己判断せず相談してください。


まとめ|左だけ痛い股関節は「体の使い方のサイン」

左だけ股関節が痛むのは、

体が出している 使い方のエラーのサイン であることが多いです。

病気を除外した上で、

体の使い方を整えていけば、痛みは改善していくケースが非常に多くあります。

「どこに原因があるのか知りたい」

「もう繰り返したくない」

そう感じたら、

一度“動き”から体を見直してみてください。

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