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コラム

2025.08.07

正しいくびれの作り方|肋骨・骨盤・呼吸から整えるピラティス的アプローチ

ピラティスで姿勢改善に取り組む女性(名古屋・栄のスタジオにて)

「腹筋を頑張っているのに、くびれができない」

「体重は落ちたのに、ウエストラインが変わらない」

こうした悩みを持つ方はとても多いです。

でも、はっきり言えるのは

それは努力不足ではありません。

多くの人が、

「くびれができる体の仕組み」を知らないまま、

遠回りをしているだけです。

この記事では、

  • くびれができる本当の仕組み
  • 肋骨・骨盤・呼吸・筋肉の関係
  • ピラティス的に考える正しい順番

を、理学療法士の視点からわかりやすく解説します。


くびれを作る前に知っておきたい基本構造

くびれは「お腹」にできるものではない

くびれは、お腹の筋肉そのものにできるものではありません。

解剖学的に見ると、

肋骨の下端と骨盤の上端の間 に生まれるラインが、くびれです。

つまり、

  • 肋骨が広がりすぎている
  • 骨盤が不安定
  • その間の筋肉がうまく働いていない

この状態では、いくら腹筋をしても、くびれは目立ちにくくなります。


腹筋を頑張ってもくびれができない理由

くびれに関わるのは腹直筋ではない

多くの人がまず思い浮かべるのが、

  • クランチ
  • 上体起こし
  • プランク

いわゆる「腹筋運動」です。

しかし、これらで主に使われるのは

腹直筋(シックスパックの筋肉)

腹直筋は、

  • 背骨を丸める

筋肉であって、

横のライン(くびれ)を作る役割は大きくありません。


くびれ作りに本当に重要な3つの筋肉

① 腹斜筋|くびれのラインを作る筋肉

腹斜筋(外腹斜筋・内腹斜筋)は、

  • 肋骨を引き下げる
  • ウエストを内側に引き込む

という働きを持っています。

いわば、

くびれの形を作る筋肉です。

ただし、腹斜筋だけを鍛えても、

体幹が不安定なままだと、力はうまく伝わりません。


② 腹横筋|くびれを「支える」インナーマッスル

ここで重要なのが、

腹横筋(ふくおうきん)です。

腹横筋は、

  • お腹をコルセットのように包む
  • 体幹を安定させる

役割を持つ、インナーマッスルです。

実は、

くびれを作るためには、腹斜筋だけでなく、腹横筋がしっかり働いていることが必須です。

多くの人が腹横筋を使えていない理由

現場でよく見るのが、

  • お腹をへこませる感覚がわからない
  • 力を入れると表面だけが硬くなる
  • 呼吸を止めてしまう

こうした状態。

これは、

腹横筋がうまく使われておらず、弱っているサインです。


③ 呼吸|腹横筋を目覚めさせるスイッチ

腹横筋は、

呼吸と強く連動する筋肉です。

特に、

  • 息を吐く
  • 肋骨が内側に戻る

この動きの中で、腹横筋は自然に働きます。

しかし、普段の呼吸が浅いと、

  • 肋骨がほとんど動かない
  • 腹横筋に刺激が入らない

という状態になります。


なぜ「呼吸」がくびれ作りの最優先なのか

肋骨は呼吸で動く構造

肋骨は固定された骨ではなく、

  • 吸うときに広がり
  • 吐くときに内側へ戻る

という動きを持っています。

この動きがあることで、

  • 腹横筋が働き
  • 腹斜筋が使いやすくなり
  • 肋骨が自然と締まる

という流れが生まれます。

無理に締めても戻ってしまう理由

「肋骨を締めましょう」と言われて、

  • 力でギュッと締める
  • お腹を固める

こうしても、長続きしません。

それは、

呼吸とインナーマッスルが伴っていないから

理想は、

  • 呼吸ができる
  • 腹横筋が働く
  • 結果として肋骨が締まる

という状態です。


腹横筋を目覚めさせるために必要なこと

ドローインは「感覚入力」として使う

腹横筋を働かせるために有効なのが、

ドローインです。

ただし目的は、

  • ずっとへこませ続けること ではありません。

ドローインの本当の役割

  • 腹横筋に「ここだよ」と感覚を入力する
  • 呼吸しながらお腹をコントロールする

これが大切です。

ドローインは

腹横筋を目覚めさせるスイッチのようなもの。

その後の動きやトレーニングで、

自然に使えるようにしていくことが重要です。


くびれ作りの正しい順番

多くの人が逆の順番で頑張っています。

正しい流れはこうです。

  1. 呼吸を深くして肋骨を動かす
  2. 腹横筋で体幹を安定させる
  3. 腹斜筋でくびれのラインを作る
  4. 食事管理で体脂肪を落とす

この順番を守るだけで、

くびれの出方は大きく変わります。


見落とされがちな「カロリーコントロール」

脂肪が多いとくびれは見えない

どれだけ筋肉と呼吸が整っても、

お腹周りに脂肪が多ければ、くびれは隠れてしまいます。

くびれは、

  • 筋肉で作り
  • 脂肪が減ることで見える

ものです。

ダイエット=我慢ではない

極端な制限は必要ありません。

  • 摂取カロリーを把握する
  • 無意識の間食を減らす

これだけでも、

くびれのラインは徐々に現れてきます。


まとめ|くびれは「鍛える」より「整える」

くびれ作りで大切なのは、

  • 腹斜筋
  • 腹横筋
  • 呼吸
  • 体脂肪

この4つを、正しい順番で整えること。

無理に締めなくても、

体が整えば、くびれは自然と現れます。

まずは、

呼吸を深くすること。

お腹の奥(腹横筋)を感じること。

そこから、くびれ作りは始まります。

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