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コラム

2021.07.09

ストレートネックは首の問題じゃない|名古屋で理学療法士が行う根本改善

「ストレートネックですね、と言われました」

「首のストレッチを続けているけど、すぐ戻ってしまう」

「姿勢を意識すると、逆に首がつらくなる」

名古屋・栄エリアでストレートネックに悩む方から、こうした相談を受けることは少なくありません。

結論からお伝えすると、

ストレートネックは“首だけ”の問題ではありません。

多くの場合、首は「原因」ではなく、

そうならざるを得なかった“結果”として今の形になっています。


ストレートネックとは?多くの人が誤解している本当の正体

ストレートネックとは、本来ゆるやかなカーブを描いているはずの首(頸椎)が、まっすぐに近い状態になっていることを指します。

ここで多くの方がこう考えます。

  • 首の筋肉が硬いから
  • 姿勢が悪いから
  • スマホの見すぎだから

もちろん、これらはきっかけにはなります。

しかし、首だけを見ていても改善しないケースが非常に多いのが現実です。

なぜなら、首は単独で姿勢を保っているわけではないからです。


首だけ戻そうとしても必ず再発する理由

ストレートネックの方の多くが、

  • 首のストレッチ
  • マッサージ
  • 「顎を引く」姿勢意識

を一生懸命続けています。

その場では楽になります。

一時的に首の位置も戻ります。

でも、数時間後・数日後にはこう感じます。

「また元に戻ってる…」

これは努力不足ではありません。

体の構造上、戻ってしまう状態のままだからです。

首はとても小さく、繊細な部位です。

本来は、下にある背骨がしっかり支える前提で成り立っています。

その“支え”が機能していない状態で、首だけを正そうとすると、無理が生じます。


鍵は首ではなく「胸椎」が動いていないこと

胸椎が本来持っている役割とは

胸椎とは、首の下・肋骨がついている背骨の部分です。

この胸椎は本来、

  • 適度に反る(伸展する)
  • 呼吸に合わせて動く
  • 頭と首を後ろから支える

という重要な役割を担っています。

ところが現代人は、

  • 長時間のデスクワーク
  • スマホ操作
  • 前かがみ姿勢の固定

によって、胸椎が丸まったまま動かなくなることが非常に多いです。


胸椎が動かないと首に何が起きるのか

胸椎が反れなくなると、どうなるか。

頭の重さ(約5〜6kg)を、

胸椎では支えられなくなります。

その結果、

  • 頭が前に突き出る
  • 首の筋肉が常に緊張する
  • 頸椎が代わりに頑張り続ける

という状態が起こります。

つまり、ストレートネックは

首が悪いのではなく、胸椎が働けていない代償なのです。


デスクワーク・スマホで胸椎が固まる現代人の姿勢

デスクワーク中の姿勢を思い出してみてください。

  • 背中が丸まる
  • 肋骨が潰れる
  • 画面を見るために顎が前に出る

この姿勢が何時間も続くと、

胸椎は「動かない状態」が当たり前になります。

すると体は、

「この丸まった位置がニュートラルなんだ」

と学習してしまいます。

その状態で首だけを戻そうとしても、

体全体のバランスとしては不自然になるため、無意識に元へ戻ってしまうのです。


ストレートネックは「脊柱全体のバランスの崩れ」

頸椎・胸椎・腰椎はつながって動いている

背骨は、パーツごとに独立しているわけではありません。

  • 頸椎(首)
  • 胸椎(背中)
  • 腰椎(腰)

これらは連動して一つのバランスを作っています。

どこか一部が動かなくなれば、

別の場所が代わりに頑張るしかありません。

ストレートネックは、

「首だけの問題」ではなく

脊柱全体の協調性が崩れたサインと考える必要があります。


首は結果、原因はもっと下にある

理学療法士として評価する際、

私たちはまず首をグイグイ動かしません。

それよりも、

  • 胸椎は動いているか
  • 呼吸で背中が広がるか
  • 体幹で頭を支えられているか

といった点を見ます。

首は「一番上に乗っている部分」。

土台が整わなければ、上は安定しないのです。


理学療法士が考えるストレートネック根本改善の順番

ストレートネックを本当に変えていくなら、順番があります。

  1. 胸椎の可動性を取り戻す
  2. 呼吸と体幹で支える感覚を作る
  3. その上で首のコントロールを行う

首のエクササイズは、決して不要ではありません。

ただし、最後の仕上げです。

首だけを最初に頑張るほど、

遠回りになってしまうケースが多いのです。


名古屋でストレートネックに悩む方へ

「病院では異常なしと言われた」

「整体に通っても戻ってしまう」

「セルフケアが合っているかわからない」

こうした方ほど、

体の見方そのものを変える必要があります。

ストレートネックは、

首を責めても良くなりません。

体全体で頭を支えられる状態を作ることで、

結果として首が楽になっていきます。


首をどうにかしたい人ほど、全体から整えてほしい

  • 無理に顎を引かない
  • 首を頑張らせない
  • 支えられる体を作る

これが、ストレートネック改善の本質です。

「首を治したい」と思ってここまで読んでくださった方ほど、

ぜひ一度、首以外にも目を向けてみてください。

それが、遠回りに見えて、

実は一番の近道になります。

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