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コラム

2025.10.07

【肩こりに効く】理学療法士が教える!自宅でできるピラティスストレッチ大全|名古屋・栄/矢場町

CONTENTS

肩こりの原因は「姿勢」と「呼吸」にあった

仕事や家事の合間、つい肩を回したくなる――。
そんな“重だるい肩こり”の原因は、単に筋肉が硬いだけではありません。
理学療法士として多くの方の体を見てきた経験から言えるのは、
「姿勢」と「呼吸」こそが肩こりの根本的なカギだということです。


なぜ肩こりは“揉んでも戻る”のか

マッサージで一時的に楽になっても、翌日にはまた重くなる…。
これは、筋肉をほぐしても使い方のクセが変わっていないからです。
同じ姿勢・同じ呼吸のままでは、再び血流が滞り、筋肉が固まります。


理学療法士が見る「肩こりの3大要因」

1️⃣ 姿勢の崩れ(猫背・巻き肩)
 → 肩甲骨が外側に開き、首・肩に余分な負担がかかる。
2️⃣ 呼吸の浅さ
 → 肩や首で呼吸をしてしまい、僧帽筋が常に緊張。
3️⃣ 肩甲骨・肋骨の動き不足
 → 動かない部分が血流を妨げ、疲労物質がたまりやすくなる。

根本改善のカギは「動きの再教育(Re-education)」

ピラティスは「動かすための学び直し」。
筋肉を“伸ばす”だけでなく、
正しい姿勢と呼吸を取り戻すための再教育の時間です。


ピラティスが肩こり改善に効く3つの理由

ピラティスは、単なるストレッチでも筋トレでもありません。
「姿勢」「呼吸」「体幹」を同時に整えることで、
肩こりを“繰り返さない体”をつくるエクササイズです。

胸を開いて呼吸が深くなる

デスクワーク姿勢では、肋骨が閉じて呼吸が浅くなりがち。
ピラティスでは胸郭を広げ、横隔膜を使った呼吸を身につけます。
これが首・肩の過緊張をやわらげ、自律神経も整えてくれます。

肩甲骨が自由に動くようになる

肩甲骨を自在に動かせるようになると、
血流が改善し、肩のだるさが減っていきます。
リフォーマーなどのマシンでは、
バネの抵抗が自然と正しい動きをサポートしてくれるのも特徴です。

体幹が安定し、肩への負担が減る

腹部や背中のインナーマッスルを鍛えることで、
姿勢そのものが変わり、
「肩に力を入れなくても姿勢を保てる」状態になります。


【動画で解説】肩甲骨ピラティス・ルーティン

「まずは動画を見ながら、肩甲骨を動かす感覚をつかもう」

肩こり改善の第一歩は、“肩甲骨を動かす”こと。
ここでは自宅でできる肩甲骨ピラティスルーティンを紹介します。
運動が苦手な方でも無理なくできる内容です🎥

腕上げから肩甲骨引き寄せ(胸を開く+背中強化)

腕をバンザイ→胸を開くように肩甲骨を寄せる。
背中の筋肉を活性化しながら、呼吸がしやすくなります。

肩甲骨回し(滑走性アップ)

手で大きく円を描くように腕を回す。
肩甲骨がスムーズに動くようになり、コリが軽減。

腕開く・閉じる(胸のストレッチ+アームライン)

手を頭の後ろに置き、横に広げて胸を伸ばす。
デスクワークで縮こまった胸を解放します。

胸椎回旋(背骨の柔軟性向上)

背筋を伸ばしながら、胸の中心(胸椎)をひねる。
肩の可動性と背骨のしなやかさが同時にアップ。

腕の上げ下げ(広背筋リリース)

手を組んでバンザイ→ゆっくり下ろす。
肩甲骨の上下動で、広背筋を伸ばして姿勢を整える。

マーメイド(肋間筋ストレッチ+呼吸促進)

座った姿勢で片腕を上げ、体を横に倒す。
肋骨の間を広げて呼吸を深くする動作です。

腕後ろで寄せる(背中の筋力アップ)

手を後ろで組み、肩甲骨をしっかり寄せる。
猫背改善に欠かせない背筋の再教育に◎

💡これらの動きを「1日5分」でも続けると、
肩が軽くなり、自然と姿勢も整っていきます。


自宅でできるピラティスストレッチ実践集

動画を見たあとは、フォームを再確認!
ここでは肩こり改善に効果的なピラティスストレッチを
一つずつ解説していきます。

目安:各エクササイズ10回×2セット/合計5〜8分
痛み0〜10のうち3以下で実施。痛みが増す場合は中止。

① チェストオープナー(胸を開くストレッチ)

効果: 巻き肩・猫背の改善、呼吸が深くなる

やり方:

  1. 壁の前に立ち、両手を後ろで組む
  2. 胸を開くように息を吸い、肩甲骨を寄せる
  3. 吐きながら力を抜く(10回×2セット)

② スキャプラモビリティ(肩甲骨の可動域アップ)

効果: 肩こり・首こりの軽減

やり方:

  1. 四つ這い姿勢で背中を平らに
  2. 肩甲骨だけを寄せて→開いてを繰り返す
  3. 10回×2セット

③ キャット&テールガイド(背骨の柔軟性向上)

効果: 猫背改善・背中の血流UP

やり方:

  1. 四つ這いで息を吸いながら背中を反らす
  2. 吐きながら背中を丸める
  3. 10往復

④ ショルダーブリッジ(背面強化)

効果: 背骨・肩・骨盤の連動改善

やり方:

  1. 仰向けで膝を立てる
  2. 吐きながらお尻をゆっくり持ち上げる
  3. 吸ってキープ→吐きながら戻す(10回)

⑤ ウォールエンジェル(肩の位置リセット)

効果: 肩甲骨の安定、首・肩のライン改善

やり方:

  1. 壁に背中・頭・手をつける
  2. 肘を曲げたまま上下にスライド(雪の天使の動き)
  3. 10回×2セット

⑥ ネックリリース(首まわりのリセット)

効果: 首こり・頭痛緩和

やり方:

  1. 椅子に座って片手で頭を横に倒す
  2. 反対側の肩を下げ、深呼吸3回
  3. 両側3セットずつ

⑦ ブレスワーク(呼吸ストレッチ)

効果: 自律神経の安定・肩の軽さUP

やり方:

  1. 仰向けで手をお腹に添える
  2. 鼻から吸ってお腹を360°に膨らませる
  3. 口から長く吐きながらお腹をへこませる(1分間)

呼吸で整える「肩こりを繰り返さない体」

肩こりは「筋肉の硬さ」ではなく「呼吸の浅さ」が根底にあります。
深い呼吸で横隔膜を動かすことで、体幹が安定し、肩の緊張が抜けていきます。
呼吸=姿勢の土台です。


よくある質問(FAQ)

Q. ストレッチは毎日やったほうがいい?
A. 毎日行うことで効果が定着します。1日5分でもOK。

Q. 肩甲骨が固くても効果ある?
A. 最初は少しずつで大丈夫。続けるうちに動きが広がります。

Q. 初心者でもできる?
A. すべて自宅で安全にできる内容です。無理なく少しずつ行いましょう。


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自分の体のクセを理解し、正しい動きを身につけることで、
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当スタジオでは理学療法士監修のもと、
一人ひとりの姿勢に合わせたパーソナルピラティスを提供しています。

📍完全個室・マンツーマン
📍名古屋・栄/矢場町駅 徒歩5分
📍初回体験 60分(カウンセリング+ピラティス体験)

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