パーソナルトレーニングの価値って? 24時間ジムとどう違う?

健康増進、ボディメイクを目指す時にパーソナルトレーニングと24時間ジムのどちらかで迷う人は多いです。

この記事を読むと、それぞれの違いがわかり、どちらがよりあなたに最適かを理解することができます。

オーダーメイドか自己管理か

パーソナルトレーニングと24時間ジムの1つ目の大きな違いは、メニューをプロにデザインしてもらうか、自分で管理するかという点です

【パーソナルトレーニング】・・・
トレーナーが一人一人の体や目標に合わせてトレーニングメニューや負荷量を調整します。

あなたの弱っている筋肉を見抜き、そこを集中的に鍛えることで最短で体を理想のボディラインへと導くことができます。

【24時間ジム】
トレーナーによる個別指導は受けられず、自己管理が求められます。

自己管理のできる人にとっては自由にメニューや負荷量を調整できるのですが、運動習慣をつけたいと考える多くの方にとってこれはハードルの高い側面です。

モチベーションとサポート

運動が苦手な人にとってはトレーニングや食事管理を習慣づける上で、モチベーションの維持向上と人からのサポートはなくてはならない要素です。

【パーソナルトレーニング】
優れたパーソナルトレーナーは、運動に対して苦手意識がある方に対していかにモチベーションを高め、目標達成へとつなげるためのサポートをできるかを考えてお客様一人一人に向き合っています。

【24時間ジム】
モチベーションの管理も自己完結させる必要があり、個別のサポートが受けられないため、自分次第という所になってきます。

これもメニューや負荷量の調整と同様、モチベーション管理ができる人にとってはなんてことはないのかもしれませんが、苦手な人にとっては自己管理という選択は懸命ではないかもしれません。

プロの手を借りて、下がりがちなモチベーションをあげるのは一つの選択肢だと思います。

正しいフォーム

理想のボディラインを目指すためには、正しいフォームが重要です。

<正しいフォームの重要性>
フォームが間違っていると、効かせたい筋肉を使えず、むしろ使いたくないところを鍛えてしまったりする恐れがあります。

例えばスクワットで、膝を前に出してしゃがむようにすると前ももをメインに使ってしまい、女性では特に細くしたいはずの前腿が逆に発達してしまって太くたくましい前ももになってしまう、ということも少なくありません。

この場合は、お尻を後ろに引きながら股関節を曲げるように意識するだけでお尻やもも裏(ハムストリング)といったヒップアップが期待できる筋肉を鍛えることができるのです。


これが正しいフォームの重要性です。

安全な環境作り

怪我をせずにトレーニングで体を変えていく上で、安全な環境作りが重要です。
トレーニング経験のない方にはピンと来ないかもしれませんが、例えばトレーニングに慣れていない人がバーベルを担いだスクワットをやる時には、バーベルの重さに負けてバーを持ち上げられず、崩れるように転んでしまうことがあります。

その際に後ろからいつでも支えられるようにトレーナーがついていれば、転ばずにすかさずトレーナーがバーを支えて、補助することができます。

また、セーフティーバーというバーを適切な高さに設定することで、もし万が一最悪の場合バーを持ち上げられなくても体が下敷きになってしまわないようにする環境づくりができます。

こうした安全な環境づくりを行うことで、怪我をせずに体に適切な負荷をかけることができて初めて、筋肉がついたり体のラインが変わっていくのです

【パーソナルトレーニング】
プロのトレーナーがあなたのフォームが正しくできているかを細かくチェックしてくれます。

もしフォームが崩れている場合にはその修正を即座にしてくれるので、怪我のリスクを最小限に抑えながら安全にトレーニングすることができます。

また、トレーニングマシンの重さの調整や安全な環境の設定なども全てトレーナーが最適な状態にしてくれます。

そのためトレーニングにあまり慣れていない方であっても適切な負荷を安全にかけることができるのです。

【24時間ジム】
トレーニングフォームのチェックや安全な重さや環境の設定は自分で行う必要があります。

しかし、実際にはフォームのチェックは実は自分ではなかなか難しいものです。

正しい動きと自分の動きの違いに気づくというのは、経験を積まないと気づけないことも多いからです。

間違ったフォームでトレーニングしてしまうと、本来鍛えたくなかった場所に筋肉がついてしまったり、怪我をしてしまうリスクもありますので気をつけて行いましょう。

また、重さの設定は、少ない重さから初めて、徐々に重さをあげていくのが良いです。

いきなり重さを重くしすぎると、関節を痛めたり筋肉に負荷がかかりすぎてしまうことがありますので十分注意して行ってください。

また、安全な環境作りに関しては、マシンの使い方を近くにいるスタッフや他の会員さんに教えてもらうなどして、自分で環境づくりをできるように一つずつ覚えていくのがオススメです。

時間の効率性

せっかくトレーニングをするなら、効率よく筋肉をつけたり、体脂肪を減らしたいと誰しも思いますよね。

実は、1時間のトレーニングでもインターバルの取り方やメニューの組み方などでその効果は大きく変わってきます。

【パーソナルトレーニング】
1時間のトレーニングのうち、どのようなメニュー構成にすれば良いかをプロのトレーナーがプログラムを組んでくれます。

まずはストレッチをして体をほぐしてから、徐々に体を温めていき、そこから筋肉にしっかりと負荷をかけるためのメインセットに入っていきます。

そうすることで強い刺激を筋肉に与えることができ、効率の良いトレーニングをすることができます。

例)
1ストレッチ
2ベンチプレス(メインセットを50kgで行う場合)
 <ウォーミングアップ> 
 20kg 10回 →30kg 8回 →40kg 6回 
 <メインセット>   
 50kg 10回 3セット 
 セット間のインターバルは3分 
 
 
【24時間ジム】
上記のようなウォーミングアップ→メインセットの流れを自己管理する必要があります。

正しくウォーミングアップをして筋肉を温めておかないと怪我のリスクがありますのでウォーミングアップは必須です。

いきなりメインセットに望むのではなく、徐々に体を慣らすように意識してみましょう。

また、インターバルを適切に取ることが大切です。

特に、重りをある程度重たくして筋肉を疲労させるトレーニングでは、筋肉をしっかりと回復させるための休息時間も重要です。

インターバルが短すぎると、筋肉が回復し切らずに次のセットに移ることになるのでパフォーマンスが低下してしまい、非効率なトレーニングになってしまいます。

逆に、インターバルが長すぎるのも問題です。
過度に長すぎるインターバルでは、筋肉が冷えてしまって動きが悪くなったり、集中力がと途切れがちです。
すると次のセットに入った時に十分回復しているはずなのに重りが重く感じたりとパフォーマンスが発揮できないことは良くあります。

目標の達成

【パーソナルトレーニング】
トレーナーが常にプログラムの進捗を確認して、目標に向かって着実に近づいているかをモニタリングしてくれます。

目標達成を目指す上で障壁となるモチベーションの低下の問題や体重の停滞期などの打開策に対しても適切なアドバイスをしてくれるので、目標をきちんと達成することが可能になります。

【24時間ジム】
目標の設定やそれに向けたプログラムの組み方、またその見直しを全て自分で行う必要があります。

多くの方にとって運動を習慣化するのは難しく、それゆえに目標達成までモチベーションを保ち続けること、停滞期を乗り切ることも容易ではありません。

ここを自らの力で打開するには高い忍耐力と精神力が必要とされます。

コストの比較

パーソナルトレーニングと24時間ジムの費用は大きく異なります。

【パーソナルトレーニング】
1時間あたり10,000円〜
月4回通うと約40,000円〜


【24時間ジム】
月額3,000〜10,000円

トレーナーの資格と信頼性

トレーナーの資格や経験を確認することは、正しいトレーニングや食事指導を受けられるかどうかを判断する一つの指標となります。

【パーソナルトレーニング】
NSCAやNESTAなどのトレーニング団体が発行している民間資格や、柔道整復師や理学療法士などの国家資格を保有しているかどうかは一つの目安となります。

24時間ジムと比較して、資格を保有しているトレーナーが多いです。

【24時間ジム】
資格を持っていないトレーナーもいますが、一概に資格がないからといって信頼できないかというと、そんなことはありません。

ジム内での研修が行われていたり、大会に出場経験のある方であればトレーニングをしっかりとやりこんでいて食事管理もちゃんとしている方もいます。

大会の出場実績を聞いてみるのも良いかもしれませんね。

まとめ

パーソナルトレーニングと24時間ジムは、それぞれに特徴があります。


パーソナルトレーニングはトレーニングメニューや重り、セット数の設定などのプログラムをオーダーメイドで決めてもらうことを求め、モチベーション管理も手助けしてもらいたい方、効率的にボディメイクをしたい方向けです。


一方、24時間ジムはどの時間帯に行っても良いので予定に合わせてトレーニングできるため、忙しいスケジュールを持つ人に適しているかもしれません。

モチベーション管理やトレーニングメニューの選定など、自己管理できるという方にはその自由度からより良い選択となります。

大事なのはより自分にあったものを選択することであり、どちらを選んでも、より健康になることは可能です。

自分自身の目標やニーズをよく理解し、最適な選択を行いましょう。

自分にはどっちがあっている?
迷ったらまずは体験やジム見学に行ってみるのがオススメ

ここまで読んでいただいたあなたは、パーソナルトレーニングと24時間ジムでそれぞれの違いがお分かりいただけたかと思いますが、実際に体験してみるとまた印象が変わってくるはずです。

24時間ジムへの見学や、パーソナルトレーニングの体験に両方行ってみて、どちらが自分にあっているか肌で感じとるのは非常に良い判断材料になります。

当スタジオでも、初回体験を実施しておりますので興味がある方はお問い合わせください。

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